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初診!初MRIと… [闘病記]

記事を書いているのは22日(月)だが、土曜までさかのぼって書いてみることにした。 そのときのことを思い出しながら書くので、多少の違いはあるかもしれないが…自らの記録ということで…


朝8時に携帯のアラームで目が覚める。
今日はTC病院へ行くと決めた日。

朝の体調は特に前日と変わらずだ。なんとなく今の状況になれてしまった感もあるくらいだが、やはり違和感がある。決して自分をだますことが出来る状況ではないことだけは確かだ。

朝食は食べずに出ることにした。なんだか何も入りそうにない感じがしたので、お茶だけ飲む。
待ち時間の間の時間つぶしに、読みかけの三国志と、折り畳み傘を用意。
自転車で行こうかとも思ったが、空模様が怪しかったので、徒歩で行くことに…
ちなみに、家を出たのは8時50分過ぎ……

途中で銀行によって一万円下ろす。いくらかかるかわからないけど、乏しい財布の中身に、これくらい加えておけばあればとりあえず足りるかと…いや、足りてほしいかなぁと。

駅をまたぐ通路を越えて駅の反対側にあるTC病院へ到着したのは、9時10分位だった。

それほど大きくはない病院だが、救急指定の総合病院で、市の健康診断や人間ドックも受け付けている病院だ。
受付ロビーは、既に老若男女たくさんの患者さんでごった返している。いったいどれくらい待たされるんだろうかと…ちょっと不安になる。

受付横の看護婦さん(あえて看護師とは呼ばない!)に「初診なんですが…」と質問。
簡単に症状を聞かれたので説明、やはり「脳外科」扱いだった。

待合の椅子に座り本を読んで時間をつぶす…が、案外早く名前を呼ばれた。

「脳外科」の看板がある部屋の前の長いすで待つことになる。
その間に血圧測定をすることになるが…電子式のものだとなぜか正常に測れないというトラブル発生?
隣の採血室に移動して、昔ながらの水銀柱の血圧計を使うことになった。

結果…想像した以上に高い! 170/120 mmHg…
日本高血圧学会の資料によると、Ⅱ度高血圧というレベルらしい。

そういえば、ここ数年血圧まともに測ったことさえなかった…
昔測ったときも高めだったが、そのときは確か150/100 mmHg位だったような記憶がある。
改めて自分が不摂生してきたことを痛感するが、まずは今の自分の体の状態を把握することが先決だ。

ちょっとびくびくしながら…判決を待つ気分ってこういう感じなんだろうか…先生に呼ばれるのを待つ。
まだ診察はこれからだというのに…今から何を思っているんだろう…


やがて自分の名前が呼ばれて、診察室へ…

診察室にはDELLのパソコンとNANAOのモニタがおいてある。なるほど、今はデジタル化されてるんだな。
昔よく見たでっかいトレス台みたいなのは、もう使っていないのか?
0001.jpg

そんなことを考えながらK先生の診察を受ける。
口頭で症状の確認を行い、さらに五感のチェックなどを行う。

「肩酷く硬いね」…すみません、そのとおりです。めちゃくちゃ堅いです。
「頚椎からきているかもしれないから、レントゲンとMRIするからね」

やっぱりMRIでした。おそらくこれがあるんだろうなと思っていました。

まずレントゲンを取る。頚椎を角度を変えて数枚撮影した。
これはよくあるX線撮影なので、すんなりと終了。

そしていよいよMRI。

MRIは強磁場で脳ミソの輪切りを撮影できる機械ということしか知識はない。
正直ちょっと楽しみであり、また恐怖でもあり…実に複雑な気分。
しかしどちらかというと、どんなんだろうとわくわくしている自分がいる。

MRI室の前の長いすで待つ。
しかし、なかなか自分の番が来ない。

緊急外来を受け付けている病院だけあって、緊急搬送者の検査が入ったようだ。
本来MRIは「予約」を入れて行っているで、そのスケジュールの隙間に自分も入れてもらったことになるみたいなので、待たされるのはある程度我慢しなければならないだろう。むしろ自分が来たためずれた人もいるのだろうし…

そんなことを考えていると自分の名前が呼ばれて更衣室へ案内された。
注意書きには「磁気カードは使えなくなります」「時計・携帯電話は故障します」と…なるほど、強磁界にさらされると当然だろう。

電源を切っている携帯とクレジットカードやSUICAの入った財布を置いてMRI室の前へ行く。
ちょっと待っている間周辺を見てみる。

MRI室の前は、強固なロックがなされていて、簡単に出入りできないようになっているようだ。
MRIはどうやら東芝製らしい。東芝メディカルシステムズと書いている。
扉にもたくさん注意書きのシールが張ってある。搬入用台車やボンベ類禁止と書かれてある。これは一般患者ではなく、搬入業者向けのアナウンスなんだろう。

名前が呼ばれて、いよいよMRI室に入る。

MRI…でかい…
0002.jpg

台の上に横になるように指示されるが、台が案外高い。その上固い。
横になって頭が固定される。動かないようにと言われる。そりゃ当然だろう。

「はじめま~す。10分位で終わりますから、動かないでくださいね」
「何かあったら、このボタンを押してくださいね」

MRI装置の円形部分に吸い込まれて行き、なんだか怪しげないろいろな音が鳴り響く。
リズムよく刻むポンプのような音・ブザー音・何かの駆動音・ノイズ……
「ああ、今どこら辺を輪切りしているんだろうなぁ…」
なんて考えていたら、案外時間があっという間に過ぎていく……

「はい終わりました!」…割と思ったよりも早く終了。

実は、正直もっと観察しておきたかったが、あまりじっくり装置を見られなかったのが残念…



いよいよ診断結果が出る。

診察室に再度呼ばれてK先生の前で判決を待つ自分……
以上に長く感じる沈黙……

「新しいのは見当たらないんだよね」
「はい…?」
「ほら、こことこことここに『古い脳梗塞』の跡があるんだ。この黒い跡だけど」
「はっ!あ、本当ですね」
「これは症状が出ない程度の脳梗塞だね。でも、今の症状の原因になったと思われる新しい脳梗塞は…」
「もしかしたら、これがそうかもしれないね。ほら、このうっすらとある影」
「あ…はい。わかります。これですか…?」
「これが原因かどうかはまだ断定できないけど」
「はい…」
「入院して調べる手もあるけど、まず血圧を下げなきゃいけないな。この年齢でこの血圧は高すぎるよ」
「はい、やっぱりそうですよね…orz」
「一ヶ月ほど、血圧を下げる薬出しておこう。それと血栓防止の薬を処方して、様子を見よう。」
「はい」
「頚動脈ははっきりとしているけど、今度血管の検査もしておこうか。え~と、仕事は自宅でやっているの?」
「今専門学校に出講しているので、空いているのは月水になります。」
「じゃ7月8日に予約入れようか。そのときに血液検査の結果と…そうだな心電図もとっておこうか。」
「はい。お願いします」
「もし、ちょっとでもおかしいと思ったら、いつでもすぐ来るようにね」
「はい!ありがとうございました」

やはり「脳梗塞」でしたね。予想通り。

…で、レントゲンとMRIやったから、結構かかるかなと思ったら、一万円超えませんでした。
一回目診察領収書.jpg

処方されたお薬は…
処方薬.jpg

いろいろともらいました。
次の予約票やおくすり手帳・血圧手帳などなど…
お薬手帳他.jpg

しばらく薬飲みながら、生活改善を試みることになります。
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